腸内環境、常在菌が影響 がん予防に応用へ
バイオベンチャーのヒューマンメタボロームテクノロジー(HMT、山形県鶴岡市)は25日、協同乳業(東京)などとの共同研究で、マウスの大腸内の常在菌が、腸内環境を左右する代謝物質の生成に大きく影響しているとする研究結果を発表した。大腸がん予防などの研究への応用を目指す。 常在菌を持たない無菌マウスと、無菌状態から常在菌を定着させたマウスの大腸を調べた。 病気の一因となる酸化ストレスがあることを示すオフタルミン酸という代謝物質は、無菌マウスからのみ検出。常在菌を持つマウスからは、細胞の炎症を抑えるプロスタグランジンE2や、健康維持に効果がある生理活性アミンなどの代謝物質が検出され、無菌マウスよりも健康的な腸内環境であることが分かった。 HMTのメタボローム(代謝物質の総体)解析技術を使い、マウスの大腸から約180の代謝物質を発見したことを足掛かりに、常在菌の果たす役割に着目。今回の研究結果につなげた。 研究グループは「今後は代謝物質が人体に与える影響を調べ、腸内環境の改善、病気発症リスクの研究につなげたい」と話している。
引用元: 河北新報 東北のニュース/腸内環境、常在菌が影響 がん予防に応用へ.


