潜在性結核感染症治療の話
結核というのは感染しても発症するのは、10人に1人程度と考えられています。
つまり、1人の結核の患者さんがいれば、その影には結核菌の感染を受けたけれど、まだ発病していない人が9人以上はいるのです。
この結核菌に感染はしていても発病はしていない人のことを潜在性結核感染症と呼びます。
何故病気の症状が出ていないのに病気とするのかと言うと、潜在性の患者さんをその時点で治療する方が、将来の発病を予防出来、そのことによって医療費を削減する効果もあると共に発病した患者さんが治療の前に周囲に感染を拡大するという危険を未然に防ぐことが出来るからです。
発病前の患者さんに治療をすることを以前は「予防内服」と呼んでいました。
これはつまり、病気にならないように予防しよう、という感覚です。
しかし、実際には感染はしているのですから症状がなくてもそれは病気であり、これは予防ではなく治療だという観点を持つべきなのだというのがこの言葉の変更の意味合いです。
引用元: 潜在性結核感染症治療の話:六号通り診療所所長のブログ:So-netブログ.


